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モデリングして繋げたXY軸から四隅のフォームを自動生成する機能を使い角度XYを仕上げるの巻
前回の記事で『角度Ⅹ』のモデリングを済ませ、顔が縦横と動く様になった状態だ。この場合でも2次元のイラストからかなり動くようになって嬉しくなってしまうものだけど、これに加えて斜め上下の動きをモデリングすることで滑らかな首回しの動きが可能になるよ。四隅のフォームはLive2Dにある機能で自動生成が可能で、無料版のLive2Dでもその機能が使える。今日はその機能を使ってモデリングを行う流れのお話だ。
四隅の自動生成の結果がうまく行かなかったとき、モデラーの皆さんはどう修正を加えているんだろう?って気になってるところ。今回の記事ではそんな時にバルトフはどうしているのかの話もするよー。
角度ⅩYのパラメータを繋げる
まず下準備としてパラメータをⅩとY繋げる作業を行うよ。やり方はとっても簡単、パラメータを上下繋げる時は上側にあるパラメータのクリップ(鎖?)アイコンをクリックすることで繋げる事が可能だよ。数値のところを右クリックすると『v』が出るので、そちらをクリックして[選択]をクリックすることでパラメータに紐づいたオブジェクトを全て選択することができるよ。
角度ⅩとYを繋げる場合はⅩのパラメータが上側に位置しているので、『Ⅹ』のクリップ・・・いや、これたぶん繋げた見た目の状態が鎖だから『鎖』か!・・・鎖アイコンをクリックすると上下パラメータがつながる。つながりを解除する時はつながった状態のこの『鎖』をクリックすれば『ⅩとY』に分かれてくれるよ。
四隅のフォームを自動生成する
繋がったⅩYパラメータの左右上下はモデリングがされていない状態だ。四隅のフォームを自動生成をするにはパラメータに紐づいたオブジェクトを選択した状態で、パラメータパレットの右上にある『三』から[四隅のフォームを自動生成』をクリックする。
選択したオブジェクトがもしも『ロック』している状態だった場合は、それを選択するかしないかの項目チェックが出るけれど、予め『ロックは外して解除した状態』のオブジェクトパーツを選択して『四隅のフォームを自動生成』をクリックすればスムーズに作業ができるはず。
上の画像の様に紐づいているオブジェクト『例:ハイライト』などを一つ一つ選択して四隅のフォームを自動生成しても良いんだけど、パラメータに紐づいたオブジェクトパーツを全て選択して行った方が手間が少ないし、漏れも無いと思うよ。
・予めオブジェクトパーツのロックは解除しておく
・パラメータに紐づくパーツを全て[選択]して行うと楽
自動生成の結果が良くない時は…
公式での解説では四隅の自動生成結果が良くない場合は四隅を手動で修正をするという方法で紹介をされているね。注意点としては、手動で手直しを行った後にうっかりまた自動生成をしてしまうと、手なおしたフォームが自動生成で上書きされてしまうという事だ。それは…凡ミスを繰り返ししてしまいそうな予感がするね!
バルトフがモデリングしている時に四隅の結果が思ったもので無かった時は、一度XY軸の鎖を解除して上下左右をやり直すという修正をする様にしているよ。上下はあまり問題が無くて、大抵の場合は左右の変形に不自然さがあると、四隅の自動生成の結果が良くない印象を持つことが多い。なので、主にⅩ軸の左右を見直して目と口周りの変形をより綺麗に自然になる様に手直ししてから改めてやり直す四隅のフォームの自動生成で修正する様にしているんだ。Ⅹ軸の設定時になるべく左右に動かすのみのモデリングで済ませたいところ、ポイントを上下動かしてしまっていたり少し大胆に動かしすぎてしまっている時に無理が出た動きがブレンドされて良くない結果になっていることが多いな…と感じているよ。だから、少し面倒でもⅩY軸から思い切って見直してみるというのが個人的にはお勧めな方法だ。
再びⅩY軸を鎖でつないだ時には、紐づいたオブジェクトを全て選択して四隅のフォームを自動生成するのを忘れずに行う事もポイントだと思う。うっかりオブジェクトに漏れがあると、それもまた動きがおかしくなる理由になったりするよ。
これくらい動いてくれると、作業したかいがあるし、満足度も高いよね~!!!
これにてお顔のモデリングは完了だよ!あとは細かい物理演算をどうするか…、その辺はお好みの問題だ。記事の方は体の設定を終えた後半で仕上げの話としてお顔周りの毛に物理演算を追加する話をするつもりだよ!今回はオートな機能に関する記事だったので内容がサックリと終わったね(笑)今回も読んでくれてThanks!
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