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獣人モデル01の笑顔を変形パスでモデリングするの巻
今回の記事では動物キャラで獣人モデルの『フェネック君』の笑い目パラメータに変形パスを使ってモデリングする作業の話をするよ。やり方は前回の記事とほぼ同じ!とじ目の場合は下に弧を描く形状のまつ毛になるけれど、今回の笑顔パラメータで作る『笑い目』ではニッコリなだらかな山を描くまつ毛に変形させるよ。
変形パスの基本的な使い方が判らない場合については、眉毛の設定や目の開閉についての記事も読んでみてほしいな。
フェネック君の他にも、犬系猫系のラフ画かけたので、フェネック君は『獣人モデル01』としてタグを設定することにしたよ。犬猫の方は掲載がまだまだ先の方になる予定だけど、共通ボディで仕上げるように作ろうと思っているんだ。レイヤー差替えてプラモみたいなキャラクターのパーツに互換性を持たせて訪問者さんが遊べるようにしようと思ってるんだよね。
改めてよろしくね^^
今回の記事までに完了している事
・アートメッシュの設定
・眉毛のモデリング
・目の開閉のモデリング
笑い目を設定するための準備を行う
まずはパラメータについて。パラメータは無料版Live2Dの場合は1つのオブジェクトに対して2つまで設定をすることができる。前回の『目の開閉』で設定したパーツに対して笑い目のモデリングを行うため、今回のパラメータがそれらのオブジェクトにとって2つめとなるモデリングになるよ。なので、前回と同様に『笑顔のパラメータ』へ2点パラメータで設定を有効化して、パラメータを左右に振ってデフォルトの形状と笑い目の形状になるようにモデリングするんだ。笑い目の設定は目の開閉状態が『とじ目』の状態で変形をかけるよ。
『開閉:0』『笑顔:1』で笑い目状態になるようにモデリングをするよ。
Point:
通常は開閉が赤枠の中の様に『1』で開き目になっている状態なので、今回は笑い目設定時に『0』で『とじ目』にすることを忘れないようにね。
上まつ毛のとじ目を笑い目にモデリングする
変形パスを使い、とじ目を作成した時と同じような流れで『とじ目の状態から笑い目』をモデリングする。ポイントとしては目じりや目頭の位置は動かさないようにして、自然な笑い目のカーブを描いたまつ毛の形状にするんだ。
変形パスを打ち直したり、削除して設定し直したい場合には[変形パス]のアイコンをクリックして、[インスペクタ]隣の[ツール詳細]を確認すると『消しゴム』や『パスツール』があるよ。
[変形パス]アイコンを押した状態は『変形パス自体の編集』状態で、まつ毛は動かせない。まつ毛をモデリングするため『変形パスでまつ毛を移動変形させたい』時には、変形パスのアイコンよりも左に位置する[矢印アイコン]を押した作業モードにして変形移動のモデリングを行ってね。
目頭から目じりに向かう一直線を想像して目安とする。そこに弓なりカーブで笑い目になるようにまつ毛を移動させていくよ。とじ目の作成時と流れ作業はほとんど同じ!唯一大きな違いとして気を付けたいところはパラメータの位置が『開閉の閉じ目状態』で作業をする事くらいかな。
下絵があった方が良いという人は、とじ目以外にも笑い目用の下絵を準備して、透かした状態の下絵を元にしながらモデリングを行ってね。(配布データには下絵は含まれていないよ)
下まつげをモデリングする
笑い目は山状態に上向きの弧を描いた形状の作りなので、上まつ毛同様に下まつげも合わせて変形を行うよ。前回のとじ目よりも上部に上まつ毛が位置する事になってると思うので、前回よりも下まつげは大きく移動することになるね。形を変えずに大きく移動させるときは変形パスで移動するのではなく、パーツを選択した状態でキーボードの十字キーの『↑』で全体をそのまま上に移動させて行って、上まつ毛にある程度ちかいところから変形パスの作業で形を変えていくモデリングをすると良いよ。
2つ目の小さな下まつげも同様に移動変形をさせるよ。と言っても、目じりは上まつ毛を殆ど動かしていないので下まつげも同様に殆ど動かすことなく、変形パスで上まつ毛におさまる様にモデリングする。
『とじ目』時と同様で、上まつ毛の下側に沿うように移動させたよ。
白目をモデリングする。
前回のとじ目では『下側に向かって潰す』ようにしたと思うんだけど、今回はまつ毛が上部に位置しているので、上向きに潰し、上方向へ収納していくアートメッシュの移動をするよ。
作業の流れ自体は笑い目の白目もとじ目の時と同様に行うよ。
白目の収納作業をぐしゃぐしゃにしない方が良いよ…!って言う話を前回の記事で話したんだけど、上の写真が判りやすいかもしれないね!右から2番目のアートメッシュの点はまつ毛の中に納まっている状態なので、「そのままでも良いのでは?」となるかもしれないけれど、本来はもう少し上の位置で収納するべきだ。下まつげ側のアートメッシュがこれよりも上側に位置したり、低すぎる位置のアートメッシュのこの点をその状態のままで進めていくと目の開閉時に白目がめくれたようになってしまったりする失敗のリスクが高くなってしまうんだ。もちろん、問題なく動く場合もあるんだけど、目の大きいキャラクターは瞬きが綺麗な方が誰しも好ましいと思うので、動きが滑らかになる様に綺麗に収納するモデリングを個人的にはお勧めするよ!
と言うわけで、アートメッシュの位置を整えたらこんな感じになったよ。下まつげと白目だけ表示してみて、パラメータを動かし、白目が下まつげに対して綺麗に追従して動いているかどうかを確認してみてね。
『目 開閉』のパラメータが上手く動く様に設定できていたならば『笑顔』のパラメータも難なく作業が出来たと思うけどどうだったかな?
さてさて、今回はこの辺で!
いつも読んでくれてThanks!!!!
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