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全体のバランスの良さを出す色の塗り方について考えるの巻

今、Live2Dでフェネック君を動かす為にイラストを完成させようと描いているとこなんだ。
さっきやっと塗りが終わった!!今回は色塗り苦手なバルトフが、色んな人に使って貰いたい配布用データのキャラクターなので、自分の好みだけを優先せずに『可愛いは正義』の王道に向かって上達目指して考えながら塗り進めてみた話の記事だよ!
Live2Dに関する記事は6月以降順次あげて行きたい予定なんだけど、それまでの間はこうしてイラストカテゴリで時々でも記事をあげて行こうと思ってる♪見に来てくれてありがとう!
SNSでこれ良いな~!!と思うイラストは、こってりアニメ塗りのものから水彩の様に淡く描かれた物まで、とにかくバルトフのストライクゾーンは宇宙よりも広い…。そしてバルトフが描くイラストはアイコンの通りアナログ感とレトロ感マシマシのデジタル絵なんだけど(?)記事で取り上げるキャラクターは配布して訪問者さんと共有するキャラクターだ。多くの人に可愛がってほしいなと思ったので流行りの塗り方や、自分が普段してこなかった塗り方でイラストを仕上げてみたよ!今回の記事では、その進行が判りやすい様にスタートから順番に画像を載せていくので、その過程と変化をお楽しみください♪それではれっつごー!
まずは50%グレーで全てを塗る

まずはいつも通り、50%グレーで色を塗るよ!この色塗りについての詳細は、また別記事にて話をしようと思う。また、今回の話はLive2D特化の記事ではないのでパーツ分けについては触れずに話を進めるよ。そういったLive2Dについての話はデータ配布開始のタイミングで出す記事の方で話をするつもりなので、今回はLive2Dのための塗る方法と言うより、『イラスト全体のバランスをとる塗り』はどうしたらいいのかな?って考えながら作業したお話。
いつも『まず50%で全体を塗る』からスタートして、次にハイライトシャドウをグレーの明暗で塗るんだ。その上から『クリッピングでオーバーレイのレイヤー』でカラーを乗せる。この方法を取ると、「あ~、やっぱり目の色は緑が良かった!」とか「体はもっと明るい色にしたくなった!」なんて時に、ハイライトシャドウの位置はそのままに色だけをベタ塗だけで替える事ができちゃうから楽なんだよね。
今回の上の画像は50%グレー塗りレイヤーの上にカラーリング用のクリッピング・オーバーレイのレイヤーを置いて、ハイライトシャドウはカラーでそのレイヤー内で塗っていこうかな?と、今までとは違う塗り方で、いわゆる厚塗りに近いやり方で試してみようと進めたんだ。だから瞳の色は50%グレーの上に置いたクリッピングのカラーレイヤーで、明るい色や濃い色を塗り重ねている状態だよ。
この時の線画は、自分の好きな色で描いているよ!学生時代、美術の時間に使っていた『コンテ』が懐かしく思う時があるので、セピア系カラーで線を描く事が多いというそれだけの理由だ。
色に悩んで画像からパレットを作成

鬼の子フェネック君の時には、『赤鬼』が描きたくて赤色にした。今回は普通にフェネックフォックス君なので淡いクリーム色を使いたい。黄色すぎても変だし、オレンジ色だと肌色っぽくておかしいし、淡い色にするとしても何色にしようか物凄く悩んでしまった。『白って200色あんねん』の言葉が脳裏をよぎる…。
プロクリエイトには画像を取り込むことでパレットを作成できる機能がある。資料画像からのスポイトで採色する方法もあるけど、プロクリエイトにはその機能が無い代わりに画像からパレットを作成できるみたい。実際のフェネック写真を取り込んで、今回初めてパレット作成の機能を試してみたよ。今思うと色がくすみ系で濃いなぁ…と違和感しかないんだけど、塗っている最中はあんまり気にならなかったんだよね。時間を置いてみたり、日を改めてみたり、何度も見直すって大事だなぁ、と実感。
日を改めて観察して色の調整をして明暗の差を改善

アプリの色調整機能(トーンカーブや明度調整)を使用して、色のトーンに変化をつけてみてより好ましい状態になるかをチェックしてみたんだ。結果、やっぱり明るい方が良いな!って事で、取り急ぎその色をスポイトで吸い、パレットに入れて全体を塗り直し。塗りのバランスを良くするためには線画の色も塗りに合わせて色を調整していくと良いという話をネットではよく見かけていたので、全体で一番使われている顔の色の明度を落としたカラーをスプレーブラシでグラデーション塗りを試してみたよ。最初の線画が色濃い状態よりも馴染みが良いなぁって思いながら塗っていた。
線画に更なる追加グラデーションをかけてみた

少し判りにくいかもしれないね。一つ上の画像は全体に同じ色をブラシでグラデーションかけていたんだけど、この画像は耳毛の色に合わせた色でグラデーションをかけたりしてみた。なるべく付近の色をスポイトして、その色を少し明度を暗めに調整してふんわりブラシでグラデーションをかけたりしたよ。ベタ塗りにすると差が付きすぎてしまう様な気がして、元の線画レイヤーにクリッピングしたレイヤーで60%ぐらいの透明度のブラシを使ってグラデーションをかけていったんだ。色を合わせていくと、ふんわりとした優しい印象になるんだな~って言うのが第一印象だった。
ここでカラーの重ね塗りでハイライトシャドウをつけた塗り方はひとまず完成した。
気に入らないのでグレースケールからやり直し
日を改めて塗り終えたイラストを見返した時、凄く嫌なわけじゃないんだけどなんか気に入らない。いつもなら、グレーでハイライトシャドウを塗ってからオーバーレイで色を乗せる方法だ。自分は色でのハイライトシャドウが本当に下手くそなんだな…と実感した。
配布データはDLした訪問者さんが自由に色塗りをできるようにしたい。なかには塗り絵が苦手な人もいるはず…、お手軽に楽しんでほしい!という事で考え直した結果、いつも通りのグレースケールを作ってからカラーを塗る方法、いわゆる『グリザイユ画法』のデータ作りにシフトチェンジをすることにしたよ。

こんな感じで先にグレースケールの色塗りを完成させる。この方法のメリットは沢山あるけれど、一番は色替えが超簡単である事と、ハイライトシャドウの違和感を見つけやすいところ…かな!バルトフはカラーで塗るとハイライトシャドウの差がぐちゃぐちゃになりやすいんだよね。つまり塗りが超絶下手くそ。なので、いつもこの方法で色を塗るんだけど、単純にグレースケールの塗りが楽しいから好きっていうのもあったりする。配布データにはこのグレースケールが含まれているので、DLした人はこのデータの上から好きなように色塗りするだけでセミオリジナルなキャラができるよ!っていう流れを予定しているよ。服もシンプルなデザインにしてるから、絵柄を追加したり、適度に修正かけて楽しんでほしい。その辺の許可範囲については利用規約を添付ファイルに入れておくよ。
前回の画像からパレットを作成し少し明るさの調整
前回の明るく調整された色合いは気に入っていたので、その画像を元にパレットを作成。多少は色を調整したけれど、前回の画像に含まれた色から塗っているのに、かなり印象が変わる。

前回の画像内の色から作ったパレットとは言え、塗る箇所を変えたのと適切グレースケールでハイライトシャドウがかかっていると随分と印象が変わるもんだね。塗りを終えた後に周辺の色からスポイトしたカラーの明度を落として、エアブラシにて線画に対してグラデーション塗りをするのは前回と同様の流れ。写真には写っていない、手足の指先や毛先は少し色が暗く濃くなるように線画へ色を乗せていったよ。その方が、Live2Dでの動きが見やすくていいかなってね。目元のハイライトが下まぶたに出てしまっているのは、Live2Dのクリッピング機能で隠れる部分なのでわざとはみ出ているよ。その辺もLive2D側で記事にしようと思うんだ。
この記事のまとめ
垢ぬけ塗り①|全体の色はまとまり良いものをチョイスする
ポップなカラー・シックなカラー・トーンがバラバラな色をチョイスするとバランスが悪くなりそうだ。かといってその色のバランスをかき集めるのはお絵描き勉強中の自分にはまだスキルが無い。なので、今回は『対象モチーフにした動物画像からスポイトで色をチョイスして、トーンカーブを調整!』という事で色のバランスをまとめてみたよ!キャラが着ている服の色は、恐らく鼻とか目の色情報じゃないかなと思う。プロクリエイトの画像からパレット作成はとっても便利!色選びに迷ったら今回のバルトフと同じようにモチーフの動物、植物の写真から採色して調整してみるを試してみて~!
垢ぬけ塗り②|線画を塗りの色になじませてみる
個人的にはアニメ塗りの様な線画クッキリどん!みたいなイラストも大好きなんだけど、SNSで紹介されている事が多い手法は、お洒落にバランスよく見せる方法として是非取り入れるべき手法なんだなって実感した塗り方だった!今まで、線画の色は単色一本で塗ってたけど、手間をかけたい大衆向けに描くイラストには、こうした流行りの手法を取り入れる作業って大事なんだな~!と今回学びを得たところだよ。

と、言う事で!今回は色塗りが下手くそで苦手なバルトフの上達に向けて試行錯誤してみた記事でした。いかがでしたでしょうか?改めて見ると、カラーで明度つけるの下手くそすぎる(笑)グリザイユしか勝たん!もっと深みを出したい時は、いつも通りのグリザイユ画法で塗り終えてから深みを出したい場所にシャドウを追加していく加筆修正が今の自分にはベストかな!っていう答えだった。最終的に塗り終えたフェネック君はパープルピンクが基調なのでガーリーな雰囲気出てるけど、モデリングや服の色で雰囲気は変わると思う。オードリーの春日だってピンク似合ってるし、バルトフの友達にもピンク好きは結構いる!
ピンクは女の子だけの色じゃないもんね~~~!
多くの人にフェネック君楽しんでもらえたら嬉しいな。今回も読んでくれてThanks!
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